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お知らせ

2018-06-01 00:00:00 記者発表資料

大佛次郎記念館 「大佛次郎記念館開館40周年 6月9日(土)・10日(日)限定 和室での収蔵品特別展示」

 大佛次郎記念館には、大佛次郎夫人が開館当初、こけら落としのお茶会を催した風雅な和室があります。現在はお茶会・句会・食事会などにご利用いただける貸出施設となっていますが、開館40周年を記念し、6月9日・10日の2日間限定で和室を公開し、日本画2点と茶器2点を展示します。

 今回展示する日本画は、大佛次郎と親交を結んだ日本画家 佐多芳郎の作品です。

「本格の画道に精進している佐多さんに挿絵を描くようにさせた発頭人(=張本人)は私である。・・・佐多さんの挿絵のきよらかな美しさを愛するひとは私の同業の中に多い。」(1966年・昭41開催 佐多芳郎の個展に寄せて)

と、大佛次郎が書き残しているように、佐多芳郎が挿絵を手がけたきっかけは大佛次郎の抜擢によるものでした。二人の交友については、現在2階記念室内の愛蔵品コーナーでも紹介しています。

 茶器は、ガラス工芸の先駆者 岩田藤七が制作した水指(みずさし)を展示します。
 大佛次郎は、岩田藤七作品に出会い「古い能衣裳を見るように、絢爛とした色を見せたかと思うと、深海の水を凍らせたように透明な、エメロードの色の塊となり、光と湿気に因って色調を変える」ガラスの美しさを見出しています。(「日本的な独創」(1968 年・昭43))
 大佛次郎が文章化したガラスの色合いを、実際の作品から感じ取っていただければ幸いです。