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お知らせ

2018-07-05 00:00:00 記者発表資料

大佛次郎記念館 「大佛次郎記念館開館40周年記念 テーマ展示Ⅱ『I Love スポーツ。大佛次郎 ~スポーツマン作家 10のストーリー』」

 2019年はラグビーワールドカップが開催され、横浜は大会の最後を飾る決勝戦が予定されています。
 横浜に生まれ、昭和を代表する作家・大佛次郎は、文壇きってのスポーツマンとして知られていました。
 野球に始まり、ラグビー、ヨット、テニス、ゴルフ、スキーなど、学生時代から多くのスポーツに親しみました。
 また、大佛次郎は国籍や肌の色を異にしていても「スポーツを介して深い親愛の情が生まれる」ことを、「スポーツの美しい魔力」と呼びました。また、その魔力は自分が実践する場だけでなく、観客席にも及ぶことを、野球やラグビーの観戦を通じ、肌で感じていたのです。
 今回の展示では、そんな大佛次郎のスポーツにまつわるトピックスを10のストーリーに仕立てで紹介します。

第1話~5話「大佛次郎の多彩なスポーツへの挑戦」
 大佛次郎とかかわりのあるスポーツの中から、ラグビー、マリンスポーツ、テニス、スキー、ゴルフの5つのスポーツを取り上げ紹介します。
 ラグビーについて大佛次郎は、自身初の現代小説となる「白い姉」(1931)の中で、早稲田びいきであったにもかかわらず、慶應義塾大学出身のラガーマンを当時の世間を席巻するヒーローとして登場させました。黒黄会(慶應義塾體育會蹴球部OB会)の協力のもと、当時大佛次郎を熱狂させたラグビーの魅力を探ります。

第6話~10話「永遠の野球少年」
 野球は、大佛次郎が最も愛したスポーツと言って差し支えないでしょう。
 一高時代には、同級生で左腕投手として名を馳せた内村祐之(うちむらゆうし)をして「恐ろしく早い球だな」と言わしめたと、多少自慢げに大佛次郎自身が書き残しています。
 また、戦争によって途絶えていた六大学野球の復活において大佛次郎が果たした役割を紹介します。終戦直後の混乱期に「スポーツの振興」は新しい時代の象徴でした。とりわけ学生競技の復興は、多くの若者や国民全体に、希望の光をもたらしたことでしょう。大佛次郎は新聞社へ何度となく足を運び、六大学野球復興の必要性を説きました。生涯を通じて愛し続けたスポーツ「野球」を5つのストーリーで紹介します。

会期:平成30年7月14日(土)~11月11日(日)