ロゴ画像:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

財団のあゆみ HISTORY

19641986 1964年当時の横浜市民ギャラリー

財団の源流

 「東京オリンピック1964」と同年の春、公営の展示場を持たなかった横浜市が一般市民や市内の美術愛好者に展示スペースを開放しようと、JR桜木町駅前にあった旧中区役所を改装し、横浜市民ギャラリーが開館しました。
 横浜で生まれ、終生横浜を愛した作家・大佛次郎(1897-1973)の没後、遺族から蔵書や遺品の寄贈を受け、その業績と生涯を研究する大佛次郎記念会が発足し、1978(昭和53)年港の見える丘公園の一角に大佛次郎記念館が開館しました。

19872001 造成が進むみなとみらい地区(中央が横浜美術館)
1987年8月 神奈川新聞社撮影

財団法人横浜市美術振興財団と
財団法人横浜市文化振興財団が創設

 1987(昭和62)年9月に財団法人横浜市美術振興財団が創設され、1989年3月に横浜博覧会パビリオンとして横浜美術館が開設されました(11月開館)。1996年4月には横浜市民ギャラリーの管理運営が同財団に移管されました。
 1991(平成3)年7月、市民の文化活動に対する支援・芸術家の創造活動に対する支援・横浜文化の発信という3つの機能を持ち推進する組織として、財団法人横浜市文化振興財団が創設されました。

2002現在 Photo:Shin-ichiro MIKURIYA

文化芸術創造都市・横浜の
担い手として

 2002(平成14)年4月、財団法人横浜市美術振興財団と財団法人横浜市文化振興財団が統合し、芸術文化を総合的に扱う財団として財団法人横浜市芸術文化振興財団が誕生。
 2009年には神奈川県下で第1号の公益財団法人となり、現在に至っています。
 これまでに培ってきた経験と知見をもとに、総合的な芸術・文化振興の推進機関として、アートの力を活かすことで横浜の魅力を高め、心豊かで活力に満ちた市民生活の実現を目指しています。
  • 【この表の見方】●《市》=横浜市、《大》=大佛次郎記念会、《美》=財団法人横浜市美術振興財団、《文》=財団法人横浜市文化振興財団を指す。 ●財団とは、2002年3月までは《美》《文》それぞれの財団を指し、2002年4月~2009年6月までは財団法人横浜市芸術文化振興財団、2009年7月以降は公益財団法人横浜市芸術文化振興財団を指す。
  • ●当財団に関する受賞歴(団体/個人)は こちら をご覧ください。

財団の源流

1964-1986

1964

4月
6月
できごと
  • 10月 東京オリンピック1964開催

1965

9月

1968

文化関連の法律等
  • 6月 文化庁発足(文部省外局)

1974

7月
  • 《市》横浜市民ギャラリー移転(関内駅前に新設された横浜市教育文化センター内)
できごと
  • 4月 モナ・リザ展が東京国立博物館で開催。150万人来場(~6月)

1976

  • 《大》財団法人大佛次郎記念会設立

1977

2月

1978

2月
  • 《市》「日本の作曲家シリーズ」開始(1999年に「Just Composed in Yokohama―現代作曲家シリーズ―」となり、以降横浜みなとみらいホールにて開催)
5月
できごと
  • 5月 新東京国際空港(現・成田国際空港)開港

1979

文化関連の法律等
  • 《市》文化問題懇談会設置

1981

文化関連の法律等
  • 《市》横浜市文化基金条例施行

1982

12月
  • 《市》「横浜市招待国際ピアノ演奏会」開始(1998年から横浜みなとみらいホールが主催)

1985

文化関連の法律等
  • 《市》「横浜市文化基本構想」策定

1986

9月
できごと
  • 4月 チェルノブイリ原子力発電所事故

財団法人横浜市美術振興財団と
財団法人横浜市文化振興財団が創設

1987-2001

造成が進むみなとみらい地区(中央が横浜美術館)1987年8月 神奈川新聞社撮影

1987

10月
できごと
  • 4月 国鉄が分割民営化し、JR誕生
  • 11月 ST スポット開館

1988

7月
  • 《美》開館準備中の横浜美術館に事務局を移転

1989

3月
  • 《美》横浜博覧会YES'89のパビリオンのひとつとして横浜美術館で 展覧会 「メトロポリタン美術館名品展-フランス美術500年-」を開催

7月
11月
できごと
  • 1月 7日に昭和天皇崩御、8日より元号が「平成」となる
  • 9月 横浜ベイブリッジ開通
  • 11月 ベルリンの壁が崩壊し、翌年東西ドイツ統一
  • 横浜市政100周年・開港130周年記念として
    横浜博覧会YES'89開催(3月~10月)
    ヨコハマ・アート・ウエーブ'89開催

1990

文化関連の法律等
  • 3月 芸術文化振興基金創設、特殊法人日本芸術文化振興会発足

1991

7月
12月
できごと
  • 1月 湾岸戦争勃発

1992

3月
  • 《美》(財)横浜市美術振興財団 理事長に、河北倫明が就任

1993

4月
  • 《文》横浜市イギリス館の運営開始(2001年3月まで財団が運営)
5月
  • 《文》横浜市緑区民文化センター(1994年4月に青葉区民文化センターに改名) フィリアホールが開館し、財団は運営の一部を担う(2009年1月まで)
6月
  • 《文》「フランス映画祭横浜」開始。財団は運営の一部を担う(2005年度まで)
8月
  • 《文》横浜市陶芸センターの運営開始(2006年3月まで財団が運営)
9月
  • 《文》横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテが開館し、財団が運営を開始(2006年3月まで財団が運営)
10月
できごと
  • 5月 Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)開幕
  • 7月 横浜ランドマークタワー開業
文化関連の法律等
  • 3月 《市》「横浜市区民文化センター条例」施行
  • 5月 《市》新総合計画「ゆめはま2010プラン(長期ビジョン)」策定

1994

4月
  • 《文》大倉山記念館の運営開始(2006年3月まで財団が運営)
できごと
  • 横浜市がネイラーコレクション(現・カメラ・写真コレクション)を取得
文化関連の法律等
  • 9月 財団法人地域創造設立

1996

4月
  • 《美》(財)横浜市美術振興財団 理事長に、上野豊が就任
  • 《美》横浜市民ギャラリーの運営が横浜市より(財)横浜市美術振興財団に移管
6月
  • 《文》横浜能楽堂が開館し、財団が運営を開始
    同年より久良岐能舞台の運営を開始(2006年3月まで財団が運営)

文化関連の法律等
  • 5月 文化庁 アーツプラン21創設

1997

5月
  • 《文》横浜市長浜ホールが開館し、財団が運営を開始(2006年3月まで財団が運営)
7月
  • 《文》横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷が開館し、財団が運営を開始(2006年3月まで財団が運営)
文化関連の法律等
  • 3月 《市》「横浜市芸術文化マスタープラン」策定

1998

2月
  • 《文》横浜市栄区民文化センター リリスが開館し、財団が運営を開始(2006年3月まで財団が運営)
  • 《文》西区みなとみらい(クイーンズスクエア横浜)に事務局を移転
5月
6月
7月
  • 《文》(財)横浜市文化振興財団 理事長に、齋藤龍が就任
できごと
  • 2月 長野オリンピック冬季競技大会開催
  • 10月 横浜ベイスターズがリーグ優勝・日本一

1999

  • 《文》(財)横浜市文化振興財団と(財)大佛次郎記念会が統合
12月

2000

3月
5月

2001

2月
9月~11月
  • 《美》「横浜トリエンナーレ」初開催。財団は広報に協力
できごと
  • 9月 アメリカ同時多発テロ事件
文化関連の法律等
  • 1月 文部科学省発足(引き続き外局として文化庁が置かれる)、文化審議会設置
  • 12月 「文化芸術振興基本法」公布・施行(11月30日成立)

文化芸術創造都市・横浜の担い手として

2002-現在

2002

4月
  • (財)横浜市美術振興財団と(財)横浜市文化振興財団が統合し、(財)横浜市芸術文化振興財団へ名称変更
    横浜美術館に事務局を置く
  • 理事長に、齋藤龍が就任

  • 横浜赤レンガ倉庫1号館が開館し、財団が運営を開始

  • 横浜にぎわい座が開館し、財団が運営を開始

5月
  • 横浜にぎわい座で「有名会」開始(2016年から「横浜にぎわい寄席」)

できごと
  • 5月 FIFAワールドカップ韓国/日本大会開催(~6月)

2003

文化関連の法律等
  • 9月 地方自治法の改正(6月13日公布)により「指定管理者制度」導入

2004

4月
7月
  • 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホールが開館し、財団が 指定管理者として運営を開始(2006年3月まで財団が運営)
できごと
  • 2月 みなとみらい線開業
  • 3月 BankART1929 Yokohama(~2009年3月)、BankART1929 馬車道開館(2005年1月に移転しBankART1929 Studio NYKとして開館/~2018年)
文化関連の法律等
  • 《市》文化芸術創造都市事業本部を新設。文化政策課、創造都市推進課を設置

2005

2月
5月
9月~12月
  • 「横浜トリエンナーレ2005」が開催され、財団が事務局の一端を担う
10月
11月
12月
できごと
  • 4月 東京藝術大学大学院映像研究科開設(馬車道)

2006

4月
5月
  • 横浜創造界隈ZAIMが開館し、財団が運営を開始(旧関東財務局/~2010年3月31日活動終了)

7月
12月
できごと
  • 10月 急な坂スタジオ開館
文化関連の法律等
  • 5月 「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」等が国会で成立(6月2日公布、2008年12月1日より施行)
  • 6月 《市》「横浜市基本構想(長期ビジョン)」策定
  • 12月 《市》「横浜市中期計画」策定
  • 《市》 市民局に文化振興部、文化振興課誕生。開港150周年創造都市事業本部誕生

2007

7月
できごと
  • 10月 日本郵政公社が民営化、日本郵政グループへ

2008

1月
9月~11月
  • 「横浜トリエンナーレ2008」が開催され、財団が事務局の一端を担う
9月
  • アーツコミッション・ヨコハマ「助成事業」開始

  • 創造空間9001が旧東横線桜木町駅舎に開設され、財団が運営を開始(2010年3月31日閉鎖)
  • 「横浜アートサイト2008」(横浜市地域文化サポート事業。2014年より「ヨコハマアートサイト」)が開始され、財団が運営の一部を担う
できごと
  • 国際金融危機、通称リーマン・ショック
  • 9月 黄金町スタジオ・日ノ出町スタジオ開館

2009

5月
  • ヨコハマ創造都市センター(YCC)が開館し、財団が運営を開始(2015年3月まで財団が運営)
9月
できごと
  • 6月 象の鼻テラス開館

2010

2月
  • 「TPAM-国際舞台芸術ミーティングin横浜」開始。財団は運営の一端を担う(2021年度よりYPAMとなり名実ともに横浜を拠点に展開)
4月
  • アーツコミッション・ヨコハマ「芸術不動産リノベーション助成」開始
10月
できごと
  • 11月 APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議が横浜で開催

2011

2月
8月~11月
できごと
  • 3月 東日本大震災
  • 3月 横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール開館
文化関連の法律等
  • 《市》文化観光局設立

2012

7月~10月
文化関連の法律等
  • 6月 「劇場、音楽堂の活性化に関する法律」施行
  • 12月 《市》「横浜市文化芸術創造都市施策の基本的な考え方」策定

2013

7月
  • 中区山下町(産業貿易センタービル)に事務局を移転
9月~11月
9月
  • ウェブマガジン「創造都市横浜」運営開始
できごと
  • 8月 横浜市戸塚区民文化センター さくらプラザ開館

2014

10月
  • 横浜市民ギャラリー移転(西区宮崎町)
できごと
  • 2月 東アジア文化都市2014横浜開催
  • 8月 ヨコハマ・パラトリエンナーレ初開催(~11月/以降、2017年 、2020年の全3回開催)

2015

文化関連の法律等
  • 7月 《市》「創造都市アクションプラン」策定

2016

2017

文化関連の法律等
  • 6月 「文化芸術基本法」公布、施行(「文化芸術振興基本法」一部改正)

2018

6月
文化関連の法律等
  • 6月 「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」公布、施行
  • 6月 「国際文化交流の祭典の実施の推進に関する法律」公布、施行

2019

4月
できごと
  • 5月 1日に今上天皇が即位。元号が「令和」となる
  • 9月 ラグビーワールドカップ2019™開催(~11月)

2020

6月
  • 横浜市緑区民文化センターで「SDGsドキュメンタリー映画」開始
できごと
  • 3月 WHOが新型コロナウイルスのパンデミック宣言
  • 4月 日本政府が緊急事態宣言を発出
文化関連の法律等
  • 5月 「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律」施行(文化観光推進法)

2021

1月
  • 横浜みなとみらいホール 大規模改修工事のため、長期休館(2022年10月まで)
3月
  • 横浜美術館 大規模改修工事のため、長期休館(2023年度中に再開館)
できごと
  • 7月 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催(~8月)

2022

4月
  • 財団法人横浜市美術振興財団、財団法人横浜市文化振興財団が統合してから20周年
できごと
  • 3月 横浜市瀬谷区民文化センター あじさいプラザ開館
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